東京・日の出町駅付近でバンクシーの作品が発見される?
防潮扉に描かれた傘をさすネズミのグラフィティを東京都が保管し、本物か否かの調査に乗り出す
世界を騒がす覆面アーティスト・バンクシーのものと思しき作品が、東京・日の出町駅付近で発見された。Banskyお馴染みのタッチで描かれた傘をさしたネズミのグラフィティはA4サイズほどの大きさで、東京都が所有する防潮扉に存在したようだ。
『朝日新聞デジタル』の報道によると、現場職員の話しでは、同作品はかなり前からそこにあった可能性があるとのこと。また、東京都はこれを撤去して保管しているようだが、その理由について「本来、公共物への落書きは許されないが……、本物であれば大騒ぎになりかねないので外した」と説明し、現在は本当にバンクシーが描いたものなのか、調査を進めているという。
しかし、この都の対応については批判的な声も少なくない。以前、東京入国管理局は公式Twitterで「落書きはやめましょう」と注意喚起を行なっていた。また、「著名アーティストであることを理由に対応が変わるのはいかがなものか」といった意見もある。
仮にこの作品が本当にBanskyが描いたものだと仮定すると、傘をさしたネズミと東京、これが何を意味しているのか。ネズミも浴びたくない東京の雨……、暗に日本の原発問題に一石を投じているのかもしれないが、読者のみなさんはいかがお考えだろうか。
hypebeast
あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPBVAq3GG3
— 小池百合子 (@ecoyuri) January 17, 2019
バンクシー
生年月日未公表)は、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。大作を短時間で描くことから、複数人によるグループ説もある。
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