あまりの悪臭に乗客たちが機外に脱出。原因は大量のドリアンだった。

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離陸前のインドネシア機から乗客脱出 荷物室にドリアン2トン
インドネシア・スマトラ島ブンクル州の州都ブンクルにある空港から首都ジャカルタに向かう予定だったスリウィジャヤ航空機で、機内に搭乗した乗客の大半が機外に降機してしまい離陸が遅延する「事件」があった。原因は機体下部の荷物室に積み込まれた大量の「ドリアン」から、機体上部の客室にまでその臭いが漏れてきたためで、改めてドリアンの臭いの凄さを裏付ける出来事となった。
客室乗務員(CA)は臭いの原因が荷物室のドリアンであると説明したうえで「離陸して上空に上がれば臭いはなくなる」、「臭い消しとして消臭効果のあるコーヒーの粉末やパンダンの葉を置いてあるので心配ない」と乗客に説明したという。
しかし乗客たちは臭いに耐えきれないため、善処をCAに求めたものの解決策が示されないことから、多くの乗客がタラップを降りて機外に出てしまった。
スリウィジャヤ航空ではとりあえず乗客の要望と運航を優先させるために荷物室に積み込まれていたドリアン2025Kgを急きょ下ろすことを決定。ドリアンを機外に運び出した後、乗客を再度機内に案内し、出発予定時刻を1時間遅れて離陸したという。
積みこまれた約2トンものドリアンが、乗客の荷物なのか空輸する貨物なのか、所有者は誰なのかなどの「騒動の元凶」であるドリアンの詳細については伝えられていない。
BBCなどが伝えた投稿者のコメントによると「機内に入ったらドリアンの臭いがした。CAに不満を言ったものの、聞き置くだけで具体的な対応をしてくれなかった」ということで、「周りの乗客にこの機体で飛行したいか聞くと大半が否定的だったので機外に出た」としている。乗客の中にはCAに詰め寄る人もいたというが、最終的にはドリアンを荷物室から下ろして問題は解決、全ての乗客が機上の人となったという。
続く↓
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