スウェーデン放送に中国抗議＝宿泊客の騒動で「侮辱」
中国外務省の耿爽・副報道局長は24日、スウェーデンの放送局が「中国と中国人を悪意で侮辱、攻撃する番組を流した」として、「激しい非難」を表明する談話を出した。
スウェーデン放送が21日夜に放映した番組は、今月2日未明、ストックホルムのホテルをチェックイン予定時刻前に訪れた中国人家族がロビーでの寝泊まりを要求し、警察に連れ出された騒動を取り上げた。路上に座り込んだ女性が英語で泣き叫ぶ動画などが紹介され、これをちゃかすような笑い声も収録されている。
一方、番組に登場した中国の地図は、チベット自治区の一部で中国の主張とは異なる国境線が引かれ、台湾も省かれていたため、中国側はこの点も問題視。中国の在スウェーデン大使館は22日、放送局に謝罪を要求する談話を出し、「中国の主権と領土保全を著しく侵犯した」と批判した。
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