<防衛費>概算要求過去最大 実質6%超の大幅増
防衛省は31日、2019年度予算の概算要求で過去最大の5兆2986億円(18年度当初予算比約2.1%増)を計上した。要求増は7年連続。過去に契約したF35Aステルス戦闘機など、高額な装備品の分割払い負担が増えたため、例年なら約2212億円を計上する米軍再編関連経費の額を明示しないことで概算要求基準の範囲内に収めたが、実質的には6%超の大幅増となる。
米軍再編経費を除いて比べた伸び率は7.2%増。陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入費など、米国の有償軍事援助(FMS)の新規契約額は約7割増の6917億円に膨らんだ。
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