がん患者にヤジ 穴見陽一議員がFBで謝罪と釈明
「心から反省」「喫煙者を必要以上に差別すべきではない」受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を審議した衆院厚生労働委員会で、がん患者が参考人として発言した際に「いい加減にしろ」などとヤジを飛ばしたとして患者団体が反発している、自民党の穴見陽一衆院議員(48)が21日、自身のフェイスブックを更新。謝罪と釈明をした。
患者団体によると、今月15日の委員会で、日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男さんが、屋外の喫煙場所について「なるべく吸ってほしくないが、喫煙者にとって吸う場所がないと困るという気持ちも分かる」と話した際に、ヤジがあった。
穴見氏は「お詫び」と題したコメントを発表。「この度、去る6月15日に行われた衆議院厚生労働委員会において、参考人のご意見の際、私が『いい加減にしろ』といったヤジを飛ばしたという報道がありました。まずは参考人の方はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くお詫び申し上げる次第でございます」と謝罪。
「もちろん、参考人のご発言を妨害するような意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶいたものです」と釈明し「とはいえ、今後、十分に注意して参りたいと存じます。この度は誠に申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を繰り返した。
長谷川さんは「最初は信じられなかったが、ヤジが複数回あって、自分に向けられたものだと分かった。とても悲しい」と述べた。
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