アンネの日記に「下品なジョーク」 紙で隠した2ページ初公開第2次世界大戦中にナチス・ドイツの強制収容所で死亡したユダヤ人少女、アンネ・フランクの日記のうち、茶色い紙で隠されていた2ページ分の内容が研究者らによって初めて明らかにされた。性にまつわる「下品なジョーク」が書かれており、当時10代前半のアンネが持っていた性への関心が示されていた。
オランダ・アムステルダムにある博物館「アンネ・フランクの家」のロナルド・レオポルド館長は「アンネ・フランクは性的な関心について無邪気に書いていた。他の思春期の若者と同じく彼女もこの問題に関心を持っていた」と述べている。
アンネの最初の日記帳の中では2ページが茶色い紙で隠されていたが、デジタル画像処理技術でその内容が明らかになった。
同博物館によるとアンネは1942年9月28日の日記に「だめになったこのページに『下品なジョーク』を書きます」として、性的なジョーク4つと、性教育と売×について33行の文を書いていた。ユダヤ人で当時13歳だったアンネは家族と共にアムステルダムで2か月にわたってナチスから身を隠していた。
アンネがこの2ページを茶色い紙で隠した理由は分かっていないが、日記の中でアンネは日記が他人から読まれるのではないかという心配を何度か書いていた。
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