米国防総省とトランプ氏、英仏とのシリア攻撃の成功を強調アメリカ国防総省は14日、イギリス、フランスとともに行ったシリアへの攻撃について「精密、圧倒的、効果的だった」との認識を示し、トランプ大統領も「完璧に遂行された。任務完了だ」と強調しました。
シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして行われた軍事攻撃。国防総省の発表によると、攻撃には東地中海などに展開したミサイル駆逐艦や原子力潜水艦に加え、B1B戦略爆撃機も参加しました。そして、シリア国内にある化学兵器関連施設3か所を標的に、合わせて105発のミサイルを撃ち込んだということです。
「今回の作戦を3つの言葉で表現すると、精密・圧倒的・効果的だ」(アメリカ 国防総省の会見)
国防総省の高官はシリア側がおよそ40発の地対空ミサイルで応戦したものの、効果はなかったとしています。また、今のところ「民間人の巻き添えは確認されていない」としたうえで、「シリアが2度と化学兵器を使用できないように著しく能力を低下させた」と成果を強調しました。
一方、トランプ大統領はツイッターに、「攻撃は完璧に遂行された。これ以上に良い結果はない。任務完了」と書き込みました。
こうしたなか、国連安全保障理事会では、緊急会合が開かれました。会合では、ロシアが決議案を提出し、「化学兵器の調査が始まったばかりなのに空爆した」と指摘。「国際法と国連憲章に違反する」と非難しました。
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