英紙「保育士に妊娠の順番決めを強制する日本の幼稚園が異常」【海外反応】

無題

「妊娠の順番決め」は守るべきルールか
結婚して8カ月、今年の1月に妻の妊娠がわかりました。妻は保育士で、とても忙しい園に在籍しているため、不安で浮かない顔をしていました。妻の保育園では、結婚の時期、妊娠の順番まで園長に決められていて、「先輩を追い抜くことは駄目」という暗黙の了解があるようでした。
不安な表情の妻を見ていられず、私は妻と一緒に園長先生に頭を下げに行きました。「子どもができてすみません」
園長は渋々認めてくれたものの、翌日から妻に対して「どうして勝手にルールを破るのよ」と、つらい言葉を投げかける日々が続いています。妻は激務の仲間のことを考え、肩身の狭い思いでいます。今回、計画的ではなかった私たちにも非があるのは重々わかっています。しかし子どもを産む順番が決められ、それを守ることは一体誰のためになるのでしょうか……。
保育士は、自分の子を犠牲にしてまで他人の子どもを育てます。保育士は、日本の将来を担う子を育てる尊い職業です。私は、そんな妻を尊敬し、応援しています。子どもを育てる職業がこんな環境であるこの国は子育て後進国です。
『順番決め』について、少子化問題に詳しいジャーナリストの白河桃子さんは「保育所に限らず、女性の多い職場にありがちなケースだ」と指摘する。化粧品関連会社で働く東京都三鷹市の女性(26)は昨年、職場の女性リーダーに「出産は35歳ごろに」と指示された。
自分と同僚女性社員の計23人の「出産・育児ローテーション表」がメールで配布され、「同時に4人以上休むと業務が滞る。勝手な行動は処罰の対象になる」などと注意書きまであった。
女性は結婚2年目で不妊に悩み、毎日新聞の取材に「ただでさえ妊娠しづらいのに、年齢を重ねて子を授かる機会を逃したら責任を取ってくれるのか」と不安を打ち明けた。白河さんは「強制されなくても同じ部署で周囲に迷惑をかけないよう、同僚が産休や育休を取ったらは『自分は無理』と遠慮してしまう。
日本の企業は経営計画に女性社員の出産や育児を織り込んでいない」と指摘する。
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