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ドイツはベビーブーム、2016年の出生数が96年以来最大
ドイツ連邦統計局によると、2016年の出生数は前年比7%増の79万2131人で、1996年以来最大となった。好景気や政府による支援策、移民の増加が押し上げ要因となった。
ドイツはここ10年、急速な高齢化対策として男女の育児手当と保育制度を拡充。イラクやシリアの戦闘地域などから100万人以上の移民受け入れを決断した2015年のメルケル首相の決定も、人口に変化をもたらしたとみられている。
より若いころに子どもの数が少なかった30─37歳の女性も、好ましい経済状況と家族手当に後押しされて子どもをもうけているという。
出生率は、前年の1.50から1.59に上昇し、1973年以来最高水準となった。
しかし専門家らは、労働世代の人口は今後10年間で減少する公算が大きいとみている。
欧州連合(EU)の統計局(ユーロスタット)によると、EU全体の出生率は平均1.60。域内で最も高いのはフランスの1.92、最も低いのはスペインとイタリアの1.34。
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