北の訪朝要請に文氏「環境整え実現させよう」
韓国の文在寅大統領は10日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の実妹、金与正党中央委員会第1副部長ら高官級代表団4人とソウルの大統領府で会談した。
与正氏は、正恩氏の「特使」として親書を手渡し、文氏に早期の訪朝を求めた。文氏は「今後、環境を整えて実現させよう」と前向きな考えを示した。
文氏の訪朝が実現し、南北首脳会談が行われれば、2007年10月、当時の盧武鉉大統領と金正日総書記が平壌で会って以来となる。
韓国大統領府の発表によると与正氏は会談で、自らが正恩氏の特使の資格で訪韓したと初めて明かし、「文在寅大統領と早い時期に会う用意がある。都合の良い時期に、北(北朝鮮)を訪問するよう要請する」とする正恩氏のメッセージを口頭で伝えた。与正氏が持参した親書の内容は、文氏だけが確認したという。
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