接種率75％超の日本、ワクチン忌避から一転して成功にルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ、BBCニュース（東京）今となっては信じられないことだが、6月初旬、私は新型コロナウイルスワクチンを接種するために渡米することを真剣に考えていた。東京オリンピック開幕までわずか7週間という時期に、日本では人口の3.5％しかワクチン接種を終えていなかった。それから半年たち、状況は一変した。日本は初期の混乱を乗り越えただけでなく、地球上のほとんどの国より高い接種率を達成した。現在は日本人の約76％が接種を完了している。驚きだったのは、物流の改善だけではなく、日本人がどれほど進んで接種を受けているのかということだ。では一体何が起こったのだろうか。専門家の中には、初期の混乱が実際には役に立ったと考える人もいる。東京財団政策研究所の研究主幹、渋谷健司氏は、初期段階では本当にワクチンが不足していたため、特に高齢者の間でワクチンが足りないことへの不安感が広がっていたと指摘する。詳細↓