タリバン関係者が女性とTV出演、国際社会を意識? でもその後は…アフガニスタンで首都を占拠し、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンが、女性の人権への配慮をのぞかせるような姿勢を見せている。タリバン幹部は17日、支配下に置いた国営テレビに登場し、「我々は女性を犠牲者にはしたくない」と語った。さらに「イスラム法の範囲内で」という条件を付けた上で、「女性は統治機構に参画すべきだ」として、女性を公職から排除しない考えを示した。地元の有力民放テレビ「トロ」の番組では17日、前日は画面に姿を現さなかった女性キャスターが番組に復帰した。番組内では、女性キャスターのインタビューに応じる形で、タリバン系メディアに所属する男性が出演。「(タリバン執行部は戦闘員に)人家に侵入したり、他人の財物を奪ったりすることを禁じている」「政権が崩壊した後、治安は改善した」などと強調した。女性キャスターとタリバン関係者が画面に並ぶのは珍しく、異様な取り合わせにSNSで驚きの声が上がった。ただ、国営テレビの番組は16日に続いて17日も、女性キャスターが登場していない。詳細↓