シロクマ、高い場所から獲物めがけて岩を落下→近づいて殴殺するのが得意だった。

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シロクマには「氷の塊でセイウチを撲殺する」習性があった
北極圏にいるシロクマ(ホッキョクグマ)は、セイウチを狩って餌にします。しかし、重さ1300キロで、巨大な牙を持つセイウチは、ラクに勝てるほど甘い相手ではありません。カナダ・アルバータ大学の研究によると、シロクマは氷や岩の塊を使って、セイウチを撲殺するというのです。グリーンランドやカナダ東部の北極圏にすむイヌイットたちは、200年以上前から、シロクマが道具を使ってセイウチを仕留める様子を頻繁に目撃してきました。最も古いものだと、1780年に、博物学者のオットー・ファブリキウスが執筆した『Fauna Groenlandica』という本の中で、「ホッキョクグマが大きな氷の塊をつかみ、セイウチの頭に向かって投げつけた」と記述されています。
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こちらの絵は、19世紀の北極圏探検家であるチャールズ・フランシス・ホールが、1865年に、イヌイットの話をもとにして描いたものです。「セイウチが即座に死なず、単に気絶しただけの場合、ホッキョクグマはただちに駆け寄り、手近の岩をつかんで、セイウチが絶命するまで頭を殴打し続ける」と述べています。

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