漁師「クジラにのみ込まれた。死ぬかと思った」←「ウソ乙」

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死を覚悟した。ザトウクジラに30秒間のみこまれた漁師が振り返る
アメリカの漁師が、ザトウクジラの口の中で生き延びた。そんな恐怖の体験をしたのは、ロブスター漁をしているマイケル・パッカードさんだ。6月11日午前8時ごろ、自分の仕掛けをチェックするために沖でボートからダイブした。しかし、水深約14メートルで、突然 「大きな衝撃を感じ、すべてが暗くなった」 と地元テレビ局のWBZに語った。
最初、自分がサメに襲われたのではないかと恐れていた。鋭い歯がないことに気付き、自分を飲み込もうとしているのがクジラだとわかった。
「私は、こう思いました。『ここから出る方法はない。終わった、私は死んだ』。12歳と15歳の息子のことだけ気がかりでした」
パッカードさんは、ダイビング用のレギュレータで呼吸しながら、何とか外に出ようとしたという。クジラはそれが嫌だったようで、頭を振った。そして30秒か40秒後にクジラは水面に浮上し、パッカードさんを口から追い出したという。仕事仲間のジョサイア・メイヨさんもクジラの口から、パッカードさんが水とともに吐き出されるのを見たと言っている。負傷は彼が予想していたよりは軽い物だったという。
海洋哺乳類専門家は、「ザトウクジラは人間を助けようとする傾向があり、水面に浮上してから吐き出したのではないか」としている。
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