安倍前首相に独占インタビュー マリオ振り返る/中
-16年リオデジャネイロ五輪閉会式であった東京への引き継ぎ式では世界を驚かせる「安倍マリオ」を披露した。組織委の森喜朗会長から提案を受けたと聞く
安倍氏 正直、森会長から最初に言われた時は嫌だと思いました(笑い)。そもそもマリオの格好を総理大臣がやっていいの? と。(五輪は)なるべく政治色をなくそうとしている。リオに行くにも20時間以上かかりますから。しかし、私は森総理の官房副長官だったので弟子でもある。森会長から『長く総理をやって国際的にも認知されている君がやるしかない』と言われ『やります』となった。
-日本でも好意的に捉えられた
安倍氏 こういう格好をしたらまた、いろいろなところでちゃかされるのだろうと思った(笑い)。しかし、企画としてはよくできてた。会場で登場したら思いのほか、ものすごい大きな拍手があった。その後、国際会議に出たらさまざまな首脳から見たよと。当時、世界銀行総裁から『うちの娘が見ていて、あれはすばらしいと。安倍さんのサインをもらってくれと言われた』と、サイン書いたことがあった。
-土管から登場する前はどのような気分だったか
安倍氏 日本側はきっちり時間通りにやるけど(式典)全体の流れがそもそも遅れていた。土管の中で10分以上待った(笑い)。
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