東京五輪の費用はすでに過去最高額 英オックスフォード大が研究結果を公表
英オックスフォード大サイード・ビジネススクールのベント・フライヨルグ教授を中心とするグループが「東京五輪は史上最もコストが高い大会」とする研究結果を15日発売の1969年創刊の学術雑誌「Environment and Planning A: Economy and Space(環境と計画A:経済とスペース)」に発表。タイトルは「止まらない退行。なぜ五輪は破裂してしまったのか?」で、増え続ける五輪の大会費用に警鐘を鳴らした。
同教授によれば、東京五輪の組織委員会側はこれまでに126億ドル(約1兆3356億円)を費やしたことを公表しているが、実際には158億4000万ドル(約1兆6790億円)が使われたとされており、これまでの最高となっていた2012年のロンドン五輪の149億5000万ドル(約1兆5847億円)をすでにオーバー。新型コロナウイルスの影響で1年延期になったことから、さらに1兆円以上の費用がかかると見積もっている。
2013年に東京が五輪誘致に成功したときの予算は73億ドル(約7738億円)で、最終的にはこの3倍以上もの金額がかかる見込み。
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